注射

注射方法
注射部位 針の太さ 刺入角度 その他
皮内注射 上腕など 26~27G 0度 浅く刺入(2~3mm)
注射後マッサージしない
ツベルクリン反応等
皮下注射 上腕など 23~25G 10~30度 皮下組織とともに皮膚をつまみ上げて刺入
インスリン注射、予防接種等
筋肉内注射 中殿筋、三角筋、大腿四頭筋 22~25G 45~90度 中殿筋の場合、坐骨神経に注意
予防接種等
静脈内注射 肘正中皮静脈、橈側皮静脈、尺側皮静脈、前腕正中皮静脈など 21~23G 10~20度 抜針後はアルコール綿で圧迫し止血する
抗菌薬などの各種薬剤等
効果発現速度と持続時間
効果発現が速いほど持続時間は短い。逆もしかり。
皮内注射 皮下注射 筋肉内注射 静脈内注射
効果発現速度 遅い→速い
持続時間 長い←短い
特記
・皮膚の消毒には70%エタノールを用いる。エタノールが完全に乾いてから穿刺する。
・静脈内注射を行う場合、心停止を防ぐため、15%塩化カリウムは必ず希釈して使用する。