経鼻胃管
経鼻胃管におけるチューブの挿入方法
①患者は
座位または半座位。(
気管への誤挿入を防ぐ)
②ガーゼに潤滑剤を取り、チューブの先端に塗布する。
③患者に嚥下させながら、チューブを鼻孔から噴門(ふんもん・胃の入り口)までの長さ
50cmに
5~10cm足した長さが入るよう準備する。(確実に胃に届かせるため)
④チューブが咽頭を通過したかどうか、患者に開口させて確認。
⑤咽頭部より先の挿入は頸部前屈位で行う。(気管に入るのを防ぐため)
⑥チューブが胃内に入っているか確認する。以下のいずれかで。
・チューブに
空気を10mL程注入し、聴診器で音を確認。
・
胃内容物を吸引してpH5.5以下であることを確認。
・吸引できない場合はエックス線でチューブの位置を確認。
⑦尾翼を圧迫しない程度に固定する。